人格障害かもしれない~どうして普通にできないんだろう~ (光文社新書) 著者 : 磯部潮 光文社 発売日 : 2003-04-20 ブクログでレビューを見る» 著者は精神科医。尾崎豊が境界性パーソナリティー障害だという情報がネットでよくあり、その流れで本書が出てき…
「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学 (河出文庫) 著者 : 飲茶 河出書房新社 発売日 : 2020-11-05 ブクログでレビューを見る» 哲学の解説がとてもわかりやすい飲茶さん。本書も難解といわれるニーチェの哲学がとてもわかりやすく解説されていた。今まで…
生と覚醒のコメンタリー 1 新装版: クリシュナムルティの手帖 大学生の頃から読み始めたクリシュナムルティ。強烈なインパクトを受けて読みふけっていたものの、よくわからず困っていた。平易な言葉で語られており言っていることは確かにそうだろうと思うが…
amzn.to 学生の頃大学の図書館で見て、恐ろしく難しく何一つわからなかった(宇宙語のようだった)ことが印象に残っている本。普通の本屋や図書館で見かける本ではないが、先日角川ミュージアムに行くとそこの図書館にあり手に取った。ここの図書館は普段な…
"同じにするという能力を、人間は能力としてどこかで手に入れた。そう考えてみると、人間の特徴は全部説明できるという気がしてきたのです" amzn.to 養老先生が随所に書いた文章を集めた本ということ。どこかで見たような内容が多いが、養老先生が良く語って…
スクリーンに映される映画という比喩が役に立ちます。映画が内容で、スクリーンが気づきです。このふたつはひとつのものです。スクリーンは三次元のスクリーンで、映画がそのなかに映っています。すべては三次元スクリーンという背景に映っています。 アドヴ…
FIREを達成した元三菱サラリーマンの投資本。給料の8割を高配当株の投資に回すという投資スタイル。金融資産7000万を築き30歳でFIRE達成とのこと。高配当株への投資を積み上げていくことで、今日より明日、明日より明後日が良くなるという確信・自信が生活に…
著者は日本女子大教授などをされていた宗教学者、作家の島田先生。平易な文体で仏教、お経の概説がされておりものすごくわかりやすい本だった。仏教にはさまざまな異なるお経があるがその位置づけが明快に整理されていて良かった。般若心経は部派仏教→大乗仏…
シジュウカラ 昨年、庭に巣箱をつけた。シジュウカラの夫婦が何度か見に来ていたが、巣作りはしなかったようだ。 ことしも設営。何度かシジュウカラが見に来ていたがしてなさそう。今年も来ないのかな、と思っていた6/5頃。妻が”赤ちゃん生まれたよ”と興奮し…
無人島に一冊持っていくならこの本、といってよく話題になる歎異抄。大昔読んだ気がするが、どんなことが書いてあったのか気になり読んでみた。 三田さんによる意訳はとても読みやすい。そして、あれこれ浅はかな人間の計らいを捨てて阿弥陀さまの本願を信じ…
ファインマンの人生が詳しい物理学的解説とともに語られている本。昔読んだときは詳しすぎて途中で飽きてしまったが、今読むと量子電磁気学からクォークの理論など物理学の理論が作られていく歴史が生き生きと感じられ、物理学史としても良い本だと思う。ク…
数学者 小林昭七先生のところが読みたくて購入。小林昭七先生のところはあまり印象に残らなかったが、ウィリアム・カリーさんの英語の所が良かった。苦労して外国語を学ぶ意味として、外国語を理解売れば詩・文学などに翻訳では味わえないすばらしさが味わえ…
著者は哲学が専門の方。タイトルの”フォン・ノイマンの哲学”というタイトルほど哲学が語られているわけではなくノイマンの伝記という感じであったが、超人的な天才ノイマンの話で非常に興味深かった。以前からノイマンは興味があり概略は知っていたが、本書…
] 池田理代子さん、平田さん、大隅先生のパートが良かった。 池田理代子は成功した漫画家の地位を捨てて47歳で音楽家を目指し大学に入りなおしたことで有名だが、"私にとって一番怖い後悔は、あの時やろうと思えばできたのにどうしてやらなかったのかという…
小4次男にやらせているが、なかなか良い。この言葉はどこにかかっているか、これが意味していることはどれか、など細かく問題にしている。こういう練習をすると言葉に注意深くなりとても良いと思う。社会人になっても主語・述語がなんだかわからないいまいち…
時々読むウシジマくん。残酷な描写も多く全般的に好きなわけではないが、時々ぐっとくるシーンがある。この21巻良かった。浮気を重ねた男の話だが、妻にたいして、”家族のために子供の為に自分の時間を捧げてきたんだ、なんでもっと早く気が付かなかったんだ…
妻の女性誌で初めて永田先生を知った。生物学の京大教授にして歌人という二刀流に興味を持ち本を読んだ。タイトルもすごく魅力的だし、内容も家族、仕事、歌など、非常にしまった文章で書かれていてすごく良かった。
ものすごくわかりやすかった本だった。著者の説明がうまいことと、具体例が豊富であるからだろう。平易な解説ながら、内容は量子力学の基本的なところからファインマン経路積分やベルの不等式、量子コンピュータまで非常に豊富。著者は慶応の商学部の教授。…
将棋により「先を読む力」「集中力」「記憶力」等が身に着く等の解説。先を読む力、大局観が身に着く等、非常に納得。最後に著者の将棋人生の振り返り。小1で父から将棋を教えてもらってから、アマ4段の近所のおじさん、そして道場に通うようになりめきめき…
いろいろと刺激になる本だった。転職を進めるというよりは”転職というカードを持つことで、結果、今の職場も絶対に良くなる”ということに非常に共感。お金のために会社にしがみつくことが目的になってしまうと人は腐ってしまうのかもしれない。いつでも辞め…
シンプルなPythonコードで数学に親しめる楽しい本。 マンデルブロー集合もシンプルなコードで簡単に書ける。とはいえ最初動かなかったがよくよくみたらreturn分のインデントを間違えていた(改ページしていてインデントがわかりにくかった)。
100万ドルの受領を拒否した謎の天才数学者ペレルマンに興味がありざっと読んだ。ペレルマンが少年時代を過ごしたソ連における数学教育など詳しいが、ざっと読んだだけでは周辺のことに詳しい分ペレルマン本人についての情報がつかみにくい印象(あまり情報が…
著者は開成の校長、元工学系の東大教授。子供に勉強しろというのはやる気をそぐ逆効果でありするなとのこと。そうではなくどうすればよいかというと、子供の興味の半歩先にごほうびをまく、子供の話をよく聞く、ほめる等いろいろ記載があったがいまいちぴん…
著者の1987年の1年のケンブリッジ大学での客員研究員としての生活を描いているが、1年とは思えないほど濃い内容でとても良かった。またイギリスやイギリス人についての説明が興味深く、イギリスに対する理解が深まった。ただ自分のいったジョークが受けた、…
これらによって数学は「印刷された本に書かれたもの」から「自分の頭の中に生命をもって成長していくもの」に少しづつなっていくはずです 数学の勉強の仕方から研究の方法、発表にいたるガイド。後半は私には直接関係ないが数学の勉強の仕方は参考になり良か…
ひも理論(超弦理論)の解説がすごくわかりやすくて良かった。カラビ=ヤウ図形(普通カラビ・ヤウ多様体と呼ばれているものだと思うが)の穴の一つ一つが弦の振動パターンを一つ生じさせる、といった説明が非常に興味を喚起する。大栗先生が著書の中で”ウィ…
読みやすくとても良い本だった。 南部先生というと、天才というイメージだが、怠け癖があって朝家を出て出勤せず映画館で映画を見ていたり、プリンストン研究所時代は成果が出ずうつうつとしていたり、人間味ある一面がわかってよかった。 南部先生というと…
学習、人が何かを学び身につけていくことに興味がある。特に、数学や物理の学習に興味がある。 高度な数学などを学ぶとき、最初はなかなかわからない。数式がまったく頭に入らなかったりする。が、粘り強く考えたり、数式をいじったり、書いたりしていると、…
中学生くらいの頃から何故か宗教や哲学に興味を持ち、わからないなりにその手の本を読みまくるようになった。般若心境、禅、ニーチェ、実存主義などの本を読む中学生は珍しいだろう。そして大学生になってクリシュナルティを知り夢中になった。。その後社会…
稲葉禄子さんの本を読んで出てきた囲碁棋士、依田紀基に興味が湧き本書を読んでみた。著者の人生が波乱万丈で、かつ示唆に富む本であり、あっという間に読んでしまった。囲碁、ギャンブル、借金、家族との離別など話題が豊富。とくに印象に残ったのは著者が…