記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

中学生の教科書―美への渇き

数学者 小林昭七先生のところが読みたくて購入。小林昭七先生のところはあまり印象に残らなかったが、ウィリアム・カリーさんの英語の所が良かった。苦労して外国語を学ぶ意味として、外国語を理解売れば詩・文学などに翻訳では味わえないすばらしさが味わえる、とのことでとても共感した。

 

私は海外のドラマ・映画などを視るのが好きだが、オリジナルの音声をそのまま理解できるのは心地いい。内容を理解するだけならば翻訳で十分かもしれないが、外国文化を生で感じるためには外国語の取得が重要で、自動翻訳が発達しても外国語を学ぶ意義はなくならないだろうと思う。

 

また、人の話を聞くとき、言葉で伝わる情報と、言外で伝わってくる情報がある。音声の調子、表情など。実は後者の情報が非常に重要で、同じ言葉でも話し方によって伝わってくるものは全く変わってくる。これは私はクリシュナムルティの講話などを聴いていてよく感じた。クリシュナムルティの講話は非常に力強く、彼の自分が発見したことを”伝えたい”という気持ちが非常に多伝わってくる。これは英語で講話を聴いているとダイレクトに伝わってくるが、翻訳を見ていてもなかなか伝わらないだろう。例えば以下の動画、"Fear is a extraordinally jewel, extraordinally something which has dominated human being for thousand years"といっているあたりなど非常に力強い。この動画は何度も見た。

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