学生の頃大学の図書館で見て、恐ろしく難しく何一つわからなかった(宇宙語のようだった)ことが印象に残っている本。普通の本屋や図書館で見かける本ではないが、先日角川ミュージアムに行くとそこの図書館にあり手に取った。ここの図書館は普段なかなか目にしない数学書など珍しい本があり良い。
大学のときはさっぱりわからなかったが、その後ネットでの代数解析学の解説を読んだり、コホモロジーや代数幾何を少々勉強したことにより、細かい点はわからないが何がやりたいかはなんとなくわかる気がする。つくづく大学レベルの数学を勉強をするにはいきなり専門書に取り組むよりも概論レベルの解説を読んでその理論を打ち出した問題意識を理解したうえで読むことが重要だと改めて思った。