記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

2018-01-01から1年間の記事一覧

学問の発見

学問の発見 数学者が語る「考えること・学ぶこと」 (ブルーバックス)著者 : 広中平祐講談社発売日 : 2018-07-18自伝的な本で数学者としての仕事の様子が描かれているが、出てくる名前がグロタンディックやザリスキーなど高名な方ばかり。改めて広中先生の偉…

悟りを生きる

悟りを生きる ― 非二元へのシンプルなガイド ―(覚醒ブックス)著者 : スコット・キロビーナチュラルスピリット発売日 : 2018-07-13 ここで試していただきたいのは、一日を通しでできるだけ煩雑に思考のない気付きの中で休息するということを、毎日繰り返すこ…

リングにかけろ

リングにかけろ 全25巻 (ジャンプコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]著者 : 車田正美集英社発売日 : 子供の頃に好きでしたが、久しぶりに読みたくなって一気読み。突っ込みどころ多数ですが、やはりおもしろい。途中からがらりとストーリーが…

ロンリネス

ロンリネス著者 : 桐野夏生光文社発売日 : 2018-05-31ハピネスが良かったので続けて読んだ。こちらも引き込まれあっという間に読んでしまった。私は男ですが、こういう女性目線で書かれた本は非常に夫婦関係において参考になります。特に主人公と旦那のやり…

ハピネス

ハピネス (光文社文庫)著者 : 光文社発売日 : 2016-02-09ブクログでレビューを見る»湾岸のタワマンが舞台の、ママたちの物語。TVドラマ「砂の塔」を思い出しました。いろいろと謎があって段々と明らかになっていく展開がおもしろく、あっという間に読んでし…

「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言

「はやぶさ」式思考法 日本を復活させる24の提言著者 : 川口淳一郎飛鳥新社発売日 : 2011-02-04子供が、どんな考え方をするようになり、どんな人間に育っていくのか-最大のファクターは環境だと言っていいでしょう。...環境のうち、最も大きいのが親の存在で…

とことんやれば必ずできる

とことんやれば必ずできる著者 : 原田永幸かんき出版発売日 : 2005-04-23著者はアップルやマクドナルドの社長を歴任した原田永幸さん。強い言葉であふれている本でした。”できない理由は言わない”とか”時には社内をふらふら歩いて地獄耳になるべき”等、実践…

12歳の少年が書いた 量子力学の教科書

12歳の少年が書いた 量子力学の教科書著者 : 近藤龍一ベレ出版発売日 : 2017-07-01 怪しい書名の本だが、ブックオフで安く売っていたので購入。本当に著者が12歳の頃に書いたらしいが、内容がしっかりしていて驚き。入門書と専門書の間の中間レベルの本を…

低次元の幾何からポアンカレ予想へ ~世紀の難問が解決されるまで~ (数学への招待)

低次元の幾何からポアンカレ予想へ ~世紀の難問が解決されるまで~ (数学への招待)著者 : 市原一裕技術評論社発売日 : 2018-01-06ポアンカレ予想を中心に低次元トポロジーの世界が豊富な図と共に明快に解説されている素晴らしい本。とはいえ、3次元多様体の…

わたしの旅に何をする。

わたしの旅に何をする。 (幻冬舎文庫)著者 : 宮田珠己幻冬舎発売日 : 2007-06-01最初は毎行、ギャグ(ボケ?)が入ったような独特な表現が鼻につき読み始めたのを後悔したが、段々と癖になり、著者の別の本も読んでみようと購入してしまった。癖になりますね…

数学する身体

数学する身体著者 : 森田真生新潮社発売日 : 2015-10-19非常に格調高い文章。「日本の田舎の山の中、まるで百姓のような格好で農耕と念仏と数学研究に耽り、国内でもいまだ無名の数学者だった岡の名がにわかに世界へと広まったのだ。」といった表現など岡潔…

代数幾何入門

長らく積読だったが、ざっと読んだ。代数幾何の本としては入りやすい本だと思うが、それでもやはり難しい。軽く読んでいると、3章の代数多様体の辺りから抽象的でついていけなくなってきた。再読しようと思います。

かぼちゃの馬車 破綻?

かぼちゃの馬車が危ないと話題になってますね。 「かぼちゃの馬車」終焉で自己破産者続出か 私も2-3年前くらいから近所に「かぼちゃの馬車」がぼんぼんと建って、しかもネットで空き室状況を見るとほとんど空き室で、何だこれは??、と疑問をもっていろいろ…

空中庭園

最初は軽そうな本に思えたが、段々角田さんの筆力に引き込まれてあっという間に読んでしまった。やはり角田さんの本は良い、と改めて思う。 いきなり「ホテル野猿」から入る。のざる、と呼んでいるが、やはり野猿(やえん)街道を連想し、舞台は八王子か多摩…

つかめないもの

変わったと思えるのは、自分はひとりの独立している人間であって、「自分の人生」を抱えているその自分が自分自身や世界をいつか完璧にするだろうという思考感覚が落ちたという点です。P.10 何世紀ものあいだ、私たちひとりひとりが個人で会って、自由意思を…

生物と無生物のあいだ

人気の本だけあって非常におもしろかった。生物学の一般的な解説ではなく、ドキュメンタリーチックに著者の研究生活や野口英世の話、DNA二重らせんの発見、キャリー・マリスという天才科学者、ウイルスなどが描かれていて、ぐいぐいと引き込まれていきました…