記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

2022-01-01から1年間の記事一覧

続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

] 池田理代子さん、平田さん、大隅先生のパートが良かった。 池田理代子は成功した漫画家の地位を捨てて47歳で音楽家を目指し大学に入りなおしたことで有名だが、"私にとって一番怖い後悔は、あの時やろうと思えばできたのにどうしてやらなかったのかという…

読解・作文トレーニング 小学生版4年生 (読む力・書く力をぐんぐんのばす)

小4次男にやらせているが、なかなか良い。この言葉はどこにかかっているか、これが意味していることはどれか、など細かく問題にしている。こういう練習をすると言葉に注意深くなりとても良いと思う。社会人になっても主語・述語がなんだかわからないいまいち…

闇金ウシジマくん(21)

時々読むウシジマくん。残酷な描写も多く全般的に好きなわけではないが、時々ぐっとくるシーンがある。この21巻良かった。浮気を重ねた男の話だが、妻にたいして、”家族のために子供の為に自分の時間を捧げてきたんだ、なんでもっと早く気が付かなかったんだ…

もうすぐ夏至だ

妻の女性誌で初めて永田先生を知った。生物学の京大教授にして歌人という二刀流に興味を持ち本を読んだ。タイトルもすごく魅力的だし、内容も家族、仕事、歌など、非常にしまった文章で書かれていてすごく良かった。

量子とはなんだろう

ものすごくわかりやすかった本だった。著者の説明がうまいことと、具体例が豊富であるからだろう。平易な解説ながら、内容は量子力学の基本的なところからファインマン経路積分やベルの不等式、量子コンピュータまで非常に豊富。著者は慶応の商学部の教授。…

頭の良い子は将棋で育つ

将棋により「先を読む力」「集中力」「記憶力」等が身に着く等の解説。先を読む力、大局観が身に着く等、非常に納得。最後に著者の将棋人生の振り返り。小1で父から将棋を教えてもらってから、アマ4段の近所のおじさん、そして道場に通うようになりめきめき…

転職の思考法

いろいろと刺激になる本だった。転職を進めるというよりは”転職というカードを持つことで、結果、今の職場も絶対に良くなる”ということに非常に共感。お金のために会社にしがみつくことが目的になってしまうと人は腐ってしまうのかもしれない。いつでも辞め…

Pythonではじめる数学の冒険

シンプルなPythonコードで数学に親しめる楽しい本。 マンデルブロー集合もシンプルなコードで簡単に書ける。とはいえ最初動かなかったがよくよくみたらreturn分のインデントを間違えていた(改ページしていてインデントがわかりにくかった)。

完全なる証明 100万ドルを拒否した天才数学者

100万ドルの受領を拒否した謎の天才数学者ペレルマンに興味がありざっと読んだ。ペレルマンが少年時代を過ごしたソ連における数学教育など詳しいが、ざっと読んだだけでは周辺のことに詳しい分ペレルマン本人についての情報がつかみにくい印象(あまり情報が…

子どもに勉強は教えるな-東大合格者数日本一 開成の校長先生が教える教育 (単行本)

著者は開成の校長、元工学系の東大教授。子供に勉強しろというのはやる気をそぐ逆効果でありするなとのこと。そうではなくどうすればよいかというと、子供の興味の半歩先にごほうびをまく、子供の話をよく聞く、ほめる等いろいろ記載があったがいまいちぴん…

遥かなるケンブリッジ

著者の1987年の1年のケンブリッジ大学での客員研究員としての生活を描いているが、1年とは思えないほど濃い内容でとても良かった。またイギリスやイギリス人についての説明が興味深く、イギリスに対する理解が深まった。ただ自分のいったジョークが受けた、…

志学数学

これらによって数学は「印刷された本に書かれたもの」から「自分の頭の中に生命をもって成長していくもの」に少しづつなっていくはずです 数学の勉強の仕方から研究の方法、発表にいたるガイド。後半は私には直接関係ないが数学の勉強の仕方は参考になり良か…

文庫 宇宙を織りなすもの 下: 時間と空間の正体

ひも理論(超弦理論)の解説がすごくわかりやすくて良かった。カラビ=ヤウ図形(普通カラビ・ヤウ多様体と呼ばれているものだと思うが)の穴の一つ一つが弦の振動パターンを一つ生じさせる、といった説明が非常に興味を喚起する。大栗先生が著書の中で”ウィ…