記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

本-哲学

〈子ども〉のための哲学

ぼくと他人のちがいはどこにあるのか。...ぼくと他人たちとの違い方とは、現に全然ちがうちがいかたをしている。この特別なちがいかたはいったい何なのか。ぼくであるというこの特別さは、いったいどこから来るのか。ぼくというものは、いったい何なのか?(p…

市役所の小川さん、哲学者になる 転身力

市役所職員から高専で哲学を教える哲学者になった小川さんのお話。ヤル気さえあれば新しい道が開ける、といったエネルギーに満ちた楽しい本でした。仕事をしながら勉強をするというのは時間的制約で大変なものですが、かえってそれが勉強に対する渇望などの…

ヨーロッパ思想を読み解く

著者は筑波大教授。ヨーロッパ思想として、ニーチェやサルトル、デリダ等の哲学を紹介する。キーワードは「向こう側」か。この「向こう側」を探る哲学的思考がヨーロッパ特有とのこと。対話形式で読みやすい。「向こう側」をキーワードとして、アリストテレ…

小学館版学習まんが 2 西田幾多郎: 世界に影響を与えた日本人初の哲学者

小学館版学習まんが 2 西田幾多郎: 世界に影響を与えた日本人初の哲学者 (学習まんが 小学館版)(2013/08/19)みやぞえ 郁雄、平良 隆久 他商品詳細を見る 最近は西田幾多郎なんていうちょっとマイナーな人の学習漫画まであるんですね。びっくりしました。私も…

インドの「一元論哲学」を読む―シャンカラ『ウパデーシャサーハスリー』散文篇 (シリーズ・インド哲学への招待)

インドの「一元論哲学」を読む―シャンカラ『ウパデーシャサーハスリー』散文篇 (シリーズ・インド哲学への招待)(2008/03)宮元 啓一商品詳細を見る ネオ・アドヴァイタと呼ばれる現代の一元論のグルたちの本をよく読むので、そもそもの一元論とは何か、と興味…

「心」はあるのか

「心」はあるのか―シリーズ・人間学〈1〉 (ちくま新書)(2003/03)橋爪 大三郎商品詳細を見る 著者は東工大教授の橋爪大三郎さん。専門は社会学。ウィトゲンシュタイン等が得意な方のようです。 本書は麻布学園の心とテーマとした複数講師による連続講座をもと…

史上最強の哲学入門

史上最強の哲学入門 (SUN MAGAZINE MOOK)飲茶 板垣 恵介 マガジン・マガジン 2010-04-14売り上げランキング : 5207Amazonで詳しく見る by G-Tools 飲茶さんの”史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち”がかなり良かったので、こちら、西洋哲学編、も読んでみまし…

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち (SUN MAGAZINE MOOK)(2012/03/14)飲茶商品詳細を見る グラップラーバキで有名な板垣恵介さんのイラストが表紙で、軽そうな本に見えますが中身は秀逸でした。そこらの仏教関係の大学教授が書いている東洋思想、仏教関係の…

図解雑学 現代思想

図解雑学 現代思想 (図解雑学シリーズ)(2004/03)小阪 修平商品詳細を見る 図入りの明快な解説がお気に入りのこのシリーズ。これも良かったです。小阪 修平さんの哲学解説はわかりやすくて好きです。 特にウィトゲンシュタインの解説はわかりやすいですね。確…

"現代哲学の名著―20世紀の20冊

現代哲学の名著―20世紀の20冊 (中公新書)(2009/05)熊野 純彦商品詳細を見る ハイデッガーの「存在と時間」、ドゥルーズの「差異と反復」等、現代哲学を代表する名著のエッセンスを紹介する本。著者も断っている通り入門書ではないので内容は難しいが、名著の…

まんがと図解でわかるニーチェ

まんがと図解でわかるニーチェ (別冊宝島) (別冊宝島 1729 スタディー)(2011/02/15)白取 春彦商品詳細を見る 良さげなニーチェ本を見るとついつい手にとってしまいます。これも書店で見かけて手にとりました。監修者は白取春彦さんという哲学や宗教の解説な…

ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙

ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙(1995/06)ヨースタイン ゴルデル商品詳細を見る 一時期はやった本ですね。著者は高校で哲学を教えていたノルウェーの人。 ソクラテスやプラトンから始まり、デカルト、スピノザ、そしてキルケゴール,マルクス、フロ…

ニーチェって何?―こんなことをいった人だ

ニーチェって何?―こんなことをいった人だ (新書y)(2000/05)榎並 重行商品詳細を見る ひとは、世界を、われわれにとって明らかであるものから-われわれ自身が理解していると信じているところから、説明しようとした。従って、時には精神から、あるいは魂から…

哲学からのメッセージ(木原武一)

著者は東大独文科卒の著述、翻訳家。テーマは、四十を過ぎてからの哲学再考で、カント、デカルト、ニーチェ、キルケゴール等の哲学を、哲学者の人生にフォーカスし豊富なエピソードを交え解説します。抽象的な哲学論は少ないので、哲学入門として良書です。…

自分という「もんだい」―“私”と“世界”をめぐる哲学ノート

自分という「もんだい」―“私”と“世界”をめぐる哲学ノート(1997/07)小阪 修平商品詳細を見る 小阪 修平さんの”そうだったのか 現代思想”が良かったので、Amazonで引き続き小阪さんの本を探しておもしろそうなこれを注文しました。ほんとにAmazon便利ですね。 …

そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで

そうだったのか現代思想 ニーチェからフーコーまで (講談社プラスアルファ文庫)(2002/11/20)小阪 修平商品詳細を見る 小阪 修平さんという在野の思想家の方の朝日カルチャーセンターの講義録ですが、明快でわかりやすいです。今まで読んだ現代思想の本の中で…

世界をよくする現代思想入門

世界をよくする現代思想入門 (ちくま新書)(2006/01)高田 明典商品詳細を見る 図書館で借りて読みました。読みやすいです。斜め読みですが、前から気になっていた、デリダやウィトゲンシュタインの思想が少し分かった気になりました。脱構築とは、構造主義に…

フーコー入門

フーコー入門 (ちくま新書)(1996/06)中山 元商品詳細を見る フーコーの思想に興味を持ち斜め読みしました。筆者は下記のようにサマライズしています。 フーコーは、哲学のつとめは真理が自明なものでも普遍的なものでもなく、歴史的に作られたものであること…

ハイデガー―存在の謎について考える

ハイデガー―存在の謎について考える (シリーズ・哲学のエッセンス)(2002/10)北川 東子商品詳細を見る 斜め読みしましたが、よくわかりませんでした。じっくり読まないとわからないのでしょうね。 存在、時間をテーマにしており、私が興味を持っているクリシ…