人格障害かもしれない~どうして普通にできないんだろう
「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学
先生と女の子の対話形式で進むが、先生が説明に苦慮していたのが”永劫回帰”。深遠なキーワードが魅力的なニーチェの哲学で有名な1つだが、ニーチェの量子論を想定していない単純な古典物理的な発想に基づいた着想で実はそんなに深遠なものではなかったのか、という気もしてきた。
ただあまりに明快に解説されるとありがたみを感じられないのもあるだろう。思えば思春期の中学生くらいの頃、なぜか古本屋でツァラトゥストラかく語り、を見つけて購入し、さっぱりわからなかったものの深みを感じて何度も読み返していたことを思い出した。もちろんすーっとわかるのが一番よいが、わからないものと格闘した時間は無駄ではないと思う。
生と覚醒のコメンタリー 1 新装版: クリシュナムルティの手帖
生と覚醒のコメンタリー 1 新装版: クリシュナムルティの手帖
大学生の頃から読み始めたクリシュナムルティ。強烈なインパクトを受けて読みふけっていたものの、よくわからず困っていた。平易な言葉で語られており言っていることは確かにそうだろうと思うが最後まで読んで何かがわかったかというと結局なんだかよくわかっていない。それでも時々読みたくなり読み返している。結局何でよくわからないかというと、クリシュナムルティはわかろうとするもの、自我、理性、精神、言葉、といったものを否定しているからだろう。だからわかる、ということがないのだろう。わかろうとする機能自体を否定している。彼は人間は”精神という監獄”にとらわれていており、そこからの解放が必要であることを訴える。ではどうしたらよいのか。そのどうしたら、とということ自体が精神の働きだから難しい。というか、何かをしよう、ということ自体が精神の働きであり、そういう領域にとらわれている限りは解放はない、ということを言っているのだろう。といったようなことが少し理解できてきた気がする。
代数解析学の基礎
学生の頃大学の図書館で見て、恐ろしく難しく何一つわからなかった(宇宙語のようだった)ことが印象に残っている本。普通の本屋や図書館で見かける本ではないが、先日角川ミュージアムに行くとそこの図書館にあり手に取った。ここの図書館は普段なかなか目にしない数学書など珍しい本があり良い。
大学のときはさっぱりわからなかったが、その後ネットでの代数解析学の解説を読んだり、コホモロジーや代数幾何を少々勉強したことにより、細かい点はわからないが何がやりたいかはなんとなくわかる気がする。つくづく大学レベルの数学を勉強をするにはいきなり専門書に取り組むよりも概論レベルの解説を読んでその理論を打ち出した問題意識を理解したうえで読むことが重要だと改めて思った。
神は詳細に宿る
"同じにするという能力を、人間は能力としてどこかで手に入れた。そう考えてみると、人間の特徴は全部説明できるという気がしてきたのです"
養老先生が随所に書いた文章を集めた本ということ。どこかで見たような内容が多いが、養老先生が良く語っている、”言葉”、”同一性"、"情報"が"脳から考える人の起源と進化"という章にまとまっていて良かった。いろんな本でこの説明を読んだがクリシュナムルティやアドヴァイタのグルなど宗教的な覚者たちが語っていることとシンクロしている気がしてすごく本質をついていると思う。人間はことばを手にして同じにするという能力を手に入れた一方その監獄に閉じ込められているということか。
確かに言葉で考えると、”人は生まれて、何かを得たとしても死んだらなくなる””未来は太陽は地球の軌道まで膨張するし、ビッククランチもあり地球、宇宙も有限であるこの世界に何の意味があるのか”とか、むなしい思いにとらわれることがある。このときに自分は言葉の世界にとらわれていることに気が付くべきだろう。その世界の中では解が無くても、それは人間の脳、意識の一領域であって、そこから出ることは可能である。
本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法
FIREを達成した元三菱サラリーマンの投資本。給料の8割を高配当株の投資に回すという投資スタイル。金融資産7000万を築き30歳でFIRE達成とのこと。高配当株への投資を積み上げていくことで、今日より明日、明日より明後日が良くなるという確信・自信が生活に彩を与えるというあたり、とても共感した。私はFIREをしたいわけではないが、資産を築いて経済的な安心感や自由を得たいという思いは強くある。
投資には様々なスタイルがあり興味深い。この方は給与の8割を高配当株への投資に割り当てるスタイルだが、少ない資金で集中投資してキャピタルゲインで億の資産を築く人もいる。どういう投資方針が良いのか迷うところだが、試行錯誤して自分に合ったスタイルを見つけていくのが良いのだろう。

