記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

すでに目覚めている

生を今あるままにしておくことで-思考や「私」を取り除こうとしたり、「悟り」を開こうとして頑張るのではなく-探求は自然に消え落ちることになる。劇の中では、「私」から抜け出そうとしてどんなに努力しても、「私」との同一化を強めるだけだ。p.18 何でも…

あなたも私もいない

手に入れるべきものは何もありません。ただ普通の暮らしが続くだけです。違いといえば、もしあなたがそれを違いといいたかったらの話ですが、行為者はいないという認識があることだけです。その認識があれば、なされるべきことは全てなされることになってい…

多変数解析関数論 (第2版) ─学部生へおくる岡の連接定理

初版を持っていたが増補された第二版が出たので購入。まだまだ読んでいる途中ですが、記載が現代的で、多変数関数論の本としては読みやすい方だと思います。特に層に慣れている人には。最初に見たときは難しくてなんだかさっぱりわからない印象でしたが、何…

〈子ども〉のための哲学

ぼくと他人のちがいはどこにあるのか。...ぼくと他人たちとの違い方とは、現に全然ちがうちがいかたをしている。この特別なちがいかたはいったい何なのか。ぼくであるというこの特別さは、いったいどこから来るのか。ぼくというものは、いったい何なのか?(p…

われ在り - ジャン・クライン

条件付けから自由になる唯一の方法は、記憶抜きで、つまり条件付けの共犯者抜きで見ることです。(p.23) アドヴァイタの教えを非常にシンプルに本質を述べている本。この手の本では一番わかりやすい印象。言っていることは非常にわかる気がする。200ページ強…