記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

可変思考

フィールズ賞数学者、広中先生の本。参考になった点 複雑なものは、単純なものが落とす影だ複雑な事象から要素を切り落として単純化するのではなく、逆に付け加えることで単純化できること。引いてもだめなら足してみよう。著者の特異点解消定理に基づいた有…

運命を変えた大数学者のドアノック: プリンストンの奇跡

すごくおもしろい本だった。 著者はカルフォルニア州立工芸大学名誉教授の加藤五郎先生。著者の数学を中心としたアメリカ生活が描かれているが、出てくる数学者がドリーニュ(本ではドゥリングと記載)、ヴェイユなど超一流数学者たちで凄い。アインシュタイ…