記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

2015-01-01から1年間の記事一覧

なにがなんでも中古マンション

こういう人が住まいを探す話はおもしろいですね。特に、こういう中古物件を探す話、好きです。本書は絵も綺麗で楽しめます。 特に最後の家が決まるところ、共感しました。それまでの物件は買おうかどうか迷っていたものが、最後に出てきたものはこれだ、とい…

寒椿

庭で咲いている花。寒椿、かと思います。 寒椿、サザンカ、椿、似てますね。違いをまとめているページがありました。 http://taamchai.web.fc2.com/japan/jp-fl_clm-tsubaki.html

ふるさとの風の中には―詩人の風景を歩く

俵万智さんと写真家 内山英明さんが宮澤賢治や石川啄木といった詩人たちのふるさとをめぐるお話。というとおもしろそうでしたが、いまいちでした。 内容的にはともかく、本書で興味深いのは俵万智さんと内山英明さんが旅をしている点ですね。内山英明さんと…

恋文

俵万智さんが好きなので読んでみたが、これはくだらないという印象。やっぱりいい年下したおっさんとおばさんが歯の浮くような言葉で文通しているというのは読んでて何だか痛い。ただ良かったのは中城ふみ子さんという歌人の紹介。何だか怖い短歌が紹介され…

平面図形の位相幾何

ざっと読んだだけですが、わかりやすく良い本でした。平面図形を材料に具体例豊富にド・ラーム・コホモロジーが解説されてます。

ヒッチハイク女子、人情列島を行く!

女子がヒッチハイクで全都道府県を回るお話。様々な県民性が知られるおもしろい本です。随所で口説かれてますが、かなり美しい方なので仕方ないでしょうね。

ビッグデータを開拓せよ 解析が生む新しい価値

なかなか良い本でした。著者は国立情報学研究所の坂内先生、他。タイトルはビッグデータだがIoTの解説としても良いと思います。 印象に残った点。 古典的な統計分析は収集・処理できるデータが少ないので、母集団の形を精細化した数学的理論で推測。推測統計…

我輩は施主である

芥川賞作家、赤瀬川原平さんが自宅のニラハウスを作る話。おもしろい。土地探しから東大 藤森教授による家の設計。素敵な丘陵地の土地を探すところも良かった。夢がありますね。眺めの良い丘陵地の家、憧れます。 途中で出てくる藤森教授の講義も良かった。…

現代数学の源流 上

現代数学の特徴を、「複素数を日常的に使うこと」と捉えて、現代数学の源流を解説する素敵な本。複素数が好きな人にはとても魅力的な本です。上では複素関数論やゼータ関数、リーマン予想、といった魅力的な話題が解説されてます。

薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木

なんとなくタイトルに惹かれて、どんなテーマの本なのかもよくわからず読み始めました。結局テーマは恋愛なんですかね。登場人物が多く半分くらいまでは誰が何でどんな関係になっているのかよくわららず、段々掴めて来たからおもそりく、先が楽しみになって…

市役所の小川さん、哲学者になる 転身力

市役所職員から高専で哲学を教える哲学者になった小川さんのお話。ヤル気さえあれば新しい道が開ける、といったエネルギーに満ちた楽しい本でした。仕事をしながら勉強をするというのは時間的制約で大変なものですが、かえってそれが勉強に対する渇望などの…

ニートの歩き方

フジテレビのザ・ノンフィクションで見て以来何故か気になる京大卒ニートPhaさんの著書。いわゆるニートとはちょっと違う気がしますが、ニートの生活、収入といったものが書かれています。こういうのんびりした生き方というのも一つの生き方としてあるんだろ…

リーマン予想とはなにか

まだざっと読んだだけだが、面白い本でした。今まで読んだリーマン予想の本の中で一番判りやすい気がします。 複素関数論の基礎から解説しているので、複素関数論の入門としても良いのではないでしょうか。リーマンは複素関数論で出てくるコーシーの積分定理…

ツルボ

和光樹林公園にいったら、紫色の可愛い花があちらこちらに咲いていました。一瞬、ネジバナかと思ってしまいましたが、こんな季節にネジバナはありません。家に帰って長男(小2)にパソコンで調べてもらうと、すぐに”あった”といって見つけてくれました。”ツ…

プロフェッショナルの交渉力

著者は日朝首脳会談で有名となった外交官の方。 交渉力を身につけるための本、というよりは、氏の業績を述べた本といった感じ。交渉力を体系的に学ぶ、というのには向いてないだろうが、外交官の方がどんな仕事をしているか、というのがわかり、一読の価値が…

g02に乗り換え

2年ほど前にBiglobeのほぼスマホで購入したNE-202の電池の持ちの悪さにがまんできなくなり買い換えることにしました。よく2年もつかったな、と思います。しかしこのNE-202、電池の持ちの悪ささえなければ、結構いいスマホなのに、と思って残念です。これと…

住宅市場改革

著者は慶応大学経済学部教授。 ”中古・賃貸・リフォーム市場を活性化せよ”という本書。日本の住宅市場は先進諸国の中で異色らしい。中古住宅市場の規模が極めて小さい、中古住宅がすぐにただ同然になってしまう、といった点などである。私も、家が20年経つ…

曲線とソリトン

ソリトンと曲線の微分幾何の入門書という珍しい本。一見あまり関係なさそうだが、このあたり、可積分幾何、と呼ばれる分野であるそうである。少ない予備知識でこれらの分野を解説している良い本だと思います。 ソリトンと曲線、どんな関係なんだろう、と思っ…

無理数の話

良い本でした。 無理数や超越数をテーマとした本。連分数が好きな方にもお勧め。 数学の一般向け単行本ではありながら結構証明も書いてあり、ちゃんと仕組みを知りたい人にも満足できる内容ではないでしょうか。 ”有理数近似の良さ”といった点で無理数を特長…

ぽっかぽか

子供ってぬいぐるみじゃないかな。うるさくてめんどうで汚いけど 神さまからほんのすこしの間だけもらった かわいいぬいぐるみ 大人になって出て行くまで 夫婦共通の思い出をつくってくれるぬいぐるみ 久しぶりに「ぽっかぽか」を読みました。やっぱりいい本…

「死ぬのが怖い」とはどういうことか

「脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? 」で受動意識仮説を主張する前野先生の本。前野先生の本は平易な語り口ながらも切れ味鋭くおもしろいです。 本書では「脳の中の「私」はなぜ見つからないのか? 」といった本と同じく、自分や心などもともとないのだ…

ヨーロッパ思想を読み解く

著者は筑波大教授。ヨーロッパ思想として、ニーチェやサルトル、デリダ等の哲学を紹介する。キーワードは「向こう側」か。この「向こう側」を探る哲学的思考がヨーロッパ特有とのこと。対話形式で読みやすい。「向こう側」をキーワードとして、アリストテレ…

超越数とはなにか

ざっと読んだ。というか、最初のうちは真面目に読んでいたのだが、書きっぷりが淡々としすぎていて流し読みになってしまった。ブルーバックスにしては異色の数式が多い本である。 超越数には興味があり時々この手の本を読むのだが、どうも証明がいまいち面白…

アドヴァイタ考

アドヴァイタ系の精神世界本をよく読むが、そのエッセンスは、”誤った自己同一化からの解放”ではないかと思っている。 人は自分の身体や思考を自分だと思ってしまうが、それが誤りで、全ての不幸の元凶である。本当の自分は、それを見ている主体である。そし…

素数が奏でる物語

数論の魅力がわかりやすくコンパクトにまとまっている良い本だった。代数的整数論だけでなく解析数論にも触れられている点がおもしろい。 数論の本でよく紹介されている平方剰余の相互法則。具体例での説明がわかりやすい。 特に、平方和定理が連分数と関連…

仕事がつまらない君へ

仕事がつまらない君へ(2009/01/23)小林 英二商品詳細を見る 著者は経営コンサルティング会社を経営している方。仕事がつまらないと思っている人へ、これらかは嫌々仕事をしていてやっていけるほど甘い時代ではなくなる、と訴える。確かに嫌々仕事をしている…

量子の道草―方程式のある風景

量子の道草―方程式のある風景(1999/02)保江 邦夫商品詳細を見る 数理物理学者にして武道家の保江先生の本。シュレーディンガー方程式やオイラー・ラグランジュ方程式などを絵画のように鑑賞するという本。私は絵画のように鑑賞はできなかったが、なかなかお…

早稲女、女、男

早稲女、女、男(2012/07/24)柚木 麻子商品詳細を見る なんとなく興味を引かれて読んでみました。早稲女といわれる、早稲田の女子学生を中心に、立教、日本女子大、慶応、青山などの女子学生の物語。ポン女や青山は知り合いにもいますが、早稲女はいないので…

中学受験で子供と遊ぼう

中学受験で子供と遊ぼう (日経ビジネス人文庫)(2007/02)高橋 秀樹、牧嶋 博子 他商品詳細を見る なんとも楽しい本だった。 放送作家の父とTV局勤務の母、男の子二人の家族。長男の受験を父が楽しみながらサポートするお話。三田誠広さんのパパは塾長さんと似…

秘伝 算数ができる子になる

著者は朝倉算数道場という塾の先生。中学受験算数においては右に出るものはいないといわれている方だそうである。 ”私自身が「算数大好き!」だから、その熱が感染症のごとく子供にうつるらしいのです。” これ重要だろうなと思います。人が楽しそうにやって…