2018-01-27 空中庭園 本-小説 最初は軽そうな本に思えたが、段々角田さんの筆力に引き込まれてあっという間に読んでしまった。やはり角田さんの本は良い、と改めて思う。 いきなり「ホテル野猿」から入る。のざる、と呼んでいるが、やはり野猿(やえん)街道を連想し、舞台は八王子か多摩のあたりか、と思わせる。ただこのあたりに「ディスカバリー・センター」に相当するようなものはたぶんないので、このあたりを意識した架空の場所が舞台なのだと思います。途中で出てくる、モノレールで行く動物園も多摩動物公園ぽいっし。