記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

とことんやれば必ずできる

著者 : 原田永幸
かんき出版
発売日 : 2005-04-23
著者はアップルやマクドナルドの社長を歴任した原田永幸さん。強い言葉であふれている本でした。”できない理由は言わない”とか”時には社内をふらふら歩いて地獄耳になるべき”等、実践的アドバイスが良い。実践に基づく自分の言葉で語っている強さを感じました。
上司から無理難題と思われるような指示が飛んでくることがあります。いや、仕事で与えられる命題というのは、無理難題の連続だと言っていいかもしれません。
確かにその通りですね。ここが学生とビジネスマンで根本的に視点を変える必要があるところだと思います。学校の問題は大抵答がありやればできる。一方これがビジネスになると、ほとんど不可能じゃないか、と思えるような取り組まざるをえないことも多々ある。そして不可能だ、とロジカルに説明するのはたやすい。こんなときについつい、あの上司は駄目だ、とか、自分は不幸だ、とかネガティブになってしまいがちですが、そうではなく、ビジネスとは常に無理難題に取り組むものだ、と前向きに取り組んでいきたいものです。実際に無理難題に取り組み成功してきた原田さんの言葉なので説得力があります。私も抱えている無理難題があり、本書を読んで前向きな気持ちになりました。