記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

シュタイナー入門

シュタイナー入門 (講談社現代新書)シュタイナー入門 (講談社現代新書)
(1999/06/18)
西平 直

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シュタイナー教育が何であるのか興味があり本書を手に取りました。しかしやはりこの世界にはついていけない...シュタイナー教育にも興味がなくなりました。
    以下、印象に残った点。
  1. シュタイナー教育ではエポック授業といって、4週間連続で、算数なら算数など1つのテーマに取り組む。従って1つの強化に関しては期間が空いてしまうため忘れてしまう可能性がある。しかしこの寝かせる期間が重要。これを繰り返すことで知識が自分の物になる。
  2. 外国語は歌を歌ったり、詩を唱えたり、音から入っていく。
  3. シュタイナーには幼い頃から霊的な世界が見えていた。
  4. 神智学協会で活躍していたシュタイナーは、会長アニー・ベサント婦人がクリシュナムルティをキリストの生まれ変わりと宣言したとき、シュタイナーはそれを認めず除名となる。
  5. 神智学協会はブラバッキー夫人によって設立された。ヘルマン・ヘッセガンジーエジソンなどの著名人も入会していた。
  6. シュタイナーはニーチェにも会っている。ただニーチェは発狂後であり、誰がいるのかもよくわからないような状態だった。
  7. シュタイナーは自分が霊の世界を語ることでどんな目で見られるか、よくわかっていた。本の前書きに、呼んだ人はこんな支離滅裂なことを書くのはどんな愚か者だろう、と思うだろう、と書いていた。
  8. 人間は7年周期で発達する。死後も含めたライフサイクルを描いていた。
やはりついていけないです。シュタイナーは自分が見た霊の世界を描いているのですが、見えないものには全く理解のできない世界です。7年周期の話にしても、そうなのだからそうなのだ、と言われても全く理解できません。ただシュタイナーによれば、この能力は訓練により誰にでも身につくものであり、訓練方法をシュタイナーは著作にしています。といわれても、信憑性もよくわからないのに訓練する気にはならないですね。 エポック授業や語学学習の話は良いかもしれませんね。私も勉強は、じっくり自分のものにしないのであれば単なる知識の積み込みはあまり意味があるとは思いません。語学に関しても、音から入るのが正解だと思います。日本人は字から入りますが、結局何年経っても聞けない、話せない人が多いです。音から入るほうが、一見遠回りのようで実は近いと思います。 クリシュナムルティと因縁のある人なんですね。共に学校を設立しています。学校で成功しているのはシュタイナーのほうですね。クリシュナムルティ・スクールは世界で10個もないと思いますが、シュタイナースクールは数百校はあるようです。また、シュタイナー教育、って有名ですね。