20世紀の神秘思想家たち―アイデンティティの探求 (Mind books) (1984/01) アン・バンクロフト 商品詳細を見る |
- A・ハクスレーは非常に社交的な人だった。あるハクスレー夫妻主催のピクニックでは、クリシュナムルティ、グレタ・ガルボ、チャップリン、他著名人が集まった。
- 「なんてすてきな朝なんだ」とか「実にいやな日だ」と思ったとたん、頭脳の活動が始まってしまう。だが、ただ眺め、窓の外を見るときに自分に一言も吐かず-これは言葉を抑圧するという意味ではない-脳の活動が始まる前にただ観察すれば、そこに手掛かりが在る。鍵があるのだ(クリシュナムルティ)。
- 思考者が自己確認や評価や判断を止めれば、そこには中心のない思考のみが存在する(クリシュナムルティ)。
- あらゆる瞬間に人は「私」といって考えたりしている。だが、その「私」は毎回異なっている。いましあたひとつの思考であった「私」が、いまは欲望、つぎには感覚、そしてまた別の思考に変わり、果てしなく続いていく...。その数は無限だ(グルジェフ)。