この実験を始めてごらん。あなたは見ている...樹のそばに腰を下ろして、その樹を見つめている。それから徐々に、樹を見つめながら、その樹を見つめている者を観始める-ほんのちょっとした調整だ。普通、意識の矢は樹に向かう。この矢を両方向に向けなさい。それを両方向へ動かす-樹を見ながら、同時にその樹を見ている者を観るようにする。観るものを忘れてはならない。
もっともっと、その観ている者を捉えなさい。あなたは何度も見逃すだろう。それは幾多の生での古い習慣だ。あなたは逃すだろう。けれども、何度でもその観ている者を捉えようとしなさい。そして観ている者を捉えるようになると、それがほんの一瞬でしかなくとも-その瞬間、あなたは未知なる安らぎが生まれるのを感じるだろう。至福が降りそそぐ。祝福の光が降りそそぐ。一瞬でもそのように起こるなら、その瞬間、あなたは解放の歓喜を享受するだろう。そしてこの歓喜は、あなたの生の香りを変容し、あたなの人生の流れを変える。言葉では、あなたの生の流れは変えられない。経典では変容しない。
Oshoがアドヴァイタ・
ヴェーダーンタの経典、アシュタヴァクラ・ギータを解説。12歳の身障者であるアシュタヴァクラが語る悟りの境地。
ラマナ・マハリシやニサルガダッタ・マハラジが語る境地が描かれています。
Oshoの解説はやはり明快でわかりやすいですね。パワーがあります。