記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

代数曲線論

 

字ばかりで一見とっつきにくそうだが、実はなかなか親切で筆者の思いがところどころ入っていて良い本。なぜコホモロジーを考える必要があるか、など丁寧に説明。 第4章の、トーラスを2次元射影空間に3次曲線として埋め込む話や、第7章の種数3のコンパクトリーマン面を二次元射影空間に4次曲線として埋め込む話、まだちゃんとフォローできてませんが、おもしろいですね。リーマン面という幾何学的な対象を純代数的な対象に落とし込む、著者がいうようにわたしも非常におもしろいと思います。