記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

You're Trying Too Hard: The Direct Path to What Already Is

You're Trying Too Hard: The Direct Path to What Already IsYou're Trying Too Hard: The Direct Path to What Already Is
(2014/05/14)
Joey Lott

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Notice that agreement and disagreement requires time. You can only agree or disagree by comparing present thoughts with prior thoughts. Refuse to accept thought as an answer. Refuse to compare or try to understand. And instead, simply look to direct experience to see if you can find anything other than this.

resonanz360というよく拝見させていただくサイトで最近良く紹介されているジョーイ・ロットの語る内容に興味を引かれ、本を読んでみました。本書はKindleで299円。安。 resonanz360: ジョーイ・ロット 薄い本で、シンプルな言葉。だけどなぜか響くものが在る。般若心経を現代語で書いている本のようだ。メッセージはパパジに似てるかも。 思考に答えを見出すのは止めよ、思考の前、後にある"This"に留まれ、ということを延々と伝えている。 わかる気がする。というか、わかる気がする、というのも思考だ。わかる、とか、わからない、というのは脳のある領域のムーブメントだろう。それはどうでもいいから気にするな、というのがメッセージか。 この手の人は大体同じことをいっているが、学校教育などで教えていることと全く違うことを伝えているのがおもしろい。学校では良く考えて答えを見出すことを教えている。だが、この手の人は、わかる・わからない、とか、どうでもいいんだ、それは脳のごく一部の動きでしかない、というようなことを言っている気がする。 我々が本を読むときは普通何かの疑問を持ち、本を読み、わかった、わからない、といった判断をする。しかしジョーイ・ロットのメッセージは、わかるとかわからないとかはどうでもいいんだ、である。これを読んで、うーん、わかりそうだがいまいちわからない、とかついまた感想を持ってしまうのだが、そんな感覚や思考はどうでもいい、それが生まれる前の何もない、言葉もない静寂にいなさい、そんなことを言っている気がします。