記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

苦悩

このGWは表面的には楽しかったものの、内面では苦悩に満ちていました。GW明けの仕事が大変なものでありそれへの心配。寝ていても不安で夜中にうなされて目が覚める。休んでていいのか、何かすべきじゃないか、とのあせり。 休暇中にうだうだ考えていてもなにも進歩はないことはよくわかっていても、思考に取り付かれていました。 GW明け、仕事を開始するとやはり大変ですが、仕事をしていれば課題に向かって進んでいるということで心配は軽減しました。私はやはり大変な仕事の前の休暇というものが辛いです。 そんな苦悩に満ちた今週、私はそんなときクリシュナムルティのことばが恋しくなるようで、通勤途中ではクリシュナムルティの本を読んだり講演を聴いていました。 会社でもたびたび不安感やネガティブな思考に取り付かれます。そんな中、思考はそれを解決しようとあれこれ駆け巡るのですが、そんな中、これが逃避であり何も逆に苦悩を強めているという気付きがありました。そして思考や感情に留まってみると、なにかすーっとエネルギーが高まりそのご消化されていくような感じがしてすーっとしました。これがクリシュナムルティのいう、Stay、なのかな、と思いました。 SEEING FEAR AS AN EXTRAORDINARY JEWEL(ENDING SORROW SERIES 2) 大変な時は辛いですが、こういうときでしか学習できないようなこともあるのだと思います。 強い感情というのは自分に対するメッセージであり、それに対して思考で抵抗するのではなく、味わって理解して消化するものなのかもしれません。クリシュナムルティ的に言えばThinkではなくWatchやStay、なのでしょう。クリシュナムルティの影響を受けていたブルース・リー的にいえば、有名な、Don't think. Feel!(燃えよドラゴンより)、ですね。 余談ですが、このセリフ、ブルース・リーが好きな人には有名だと思います。クリシュナムルティは日本ではそんなに有名ではないと思いますが、知らず知らずのうちにクリシュナムルティの思想に触れている人もいるということですね。