長男(年長)と一緒に読んでますが、イラストも可愛くてなかなかおもしろい。科学入門としてもおもしろいと思います。2009年出版。
最初は1人1ページで、日本人
ノーベル賞受賞者の解説。こうしてみると日本人は、物理、特に理論物理、
素粒子といった、特に難解といわれる分野に強いのだなと実感。日本人として誇らしいものです。が、その一方、各国別
ノーベル賞受賞者ランキング、も載っていますが、
アメリカは305人(出版当時)。日本だと
ノーベル賞受賞は大ニュースで、受賞者はほとんど偉人扱いされてますが、
アメリカだとたいして騒がれないんだろうな、と思います。
ノーベル賞は1901年にできたそうなので、
アメリカでは毎年平均2-3人程度は受賞していることになります。
子供に説明する際、益川・小林さんの”
クォークが6種類あると予言”や湯川さんの”中間子を予言”といった内容は説明しやすいですが、朝永さんの”世界が認めた「くりこみ理論」”や南部さんの”対称性の自発的破れ”といった内容はなかなか説明が難しい。益川・小林さんの成果のおかげで
クォークという言葉が身近になり、今の子達はこんな小さい頃から
クォークに触れるんだな、と実感。本書でも6種類の
クォークの可愛らしいイラストが載っています。自分を振り返ってみると、理系でありながら(数学科出身)、
クォークという言葉を知ったのが大学生の頃で、興味を持ち始めたのはごく最近です。小さい頃から科学に親しんでいってもらいたいものです。