The Diamond in Your Pocket: Discovering Your True Radiance (2007/04) Gangaji 商品詳細を見る |
ガンガジさんの境地はまだわかりませんが、ここで言っていることはわかるような気がします。私も、決してそんなに不幸というわけではないと思います。特に子供と接していると何とも言えない幸せを感じます。しかし、"still a story of suffering"、な気がします。何故だかわかりません。そしてこのStoryをなくしたとき、初めてLifeが得られるのでしょう。 ガンガジさんはよくStoryという表現を使います。これは自我、と言っても良いのかもしれません。実際の世の中の出来事はEventの集まりでしかないのでしょうが、自我はこれに対し過去と未来をくっつけてStoryを作り上げます。これが我々の不幸の元凶なのかもしれません。 ジル・ボルト テイラーは”奇跡の脳”の中で、次のように述べています。 "左脳の最も顕著な特徴は、物語を作り上げる能力にあります。左脳マインドの言語中枢の物語作りの部分は、最小限の情報量に基づいて,外の世界を理解するように設計されます。それはどんな小さな点も利用して、それらをひとつの物語に織り上げるように機能するのです。最も印象的なのは、左脳は何かを作るとき、実際のデータに空白があると、その空白を埋めてしまう能力があること。(P.175)" 奇跡の脳 我々は恐らく、この左脳の能力が作り上げる幻想であるStoryに苦しんでいるのではないでしょうか。そしてそこから解放されることでLifeを得ることができるのでしょう。"Before Papaji,I didn't have a life.I had a story of suffering.There were moments of pleasure,even moments of bliss,but still a story of suffering.In meeting Papaji,I lost my story and gained life.(P.7)"
この説明には勇気づけられます。彼女の言っている境地、そんなものはとうてい私のような凡人には縁のないものではないか、と考えがちです。しかし今までは目覚めるのは一部の聖者であったが、今は普通の人が目覚める時代だ、と主張しています。確かに目覚めている人はここ数年で急激に増えている気がします。それはインターネット時代で良い情報が急激に伝わるということが関係するのかもしれません。覚醒、これをあまり特別なものと考えない方が良いのでしょう。爆発的な勢いで人類が目覚めていくような時代がすぐに来るのかもしれませんね。At this point in our human history,what was once reserved for the most rare beings is available to ordinary people.Because we have considered ourselves ordinary,we have kept a certain door closed within our brains and within our hearts to the truth at the core of it all. P.10