記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

セーラー・ボブ・アダムソンの入門講義

こんなブログ記事がありました。セーラー・ボブ・アダムソンさんは、今読んでるアイ・アム・ザットのニサルガダッタ・マハラジさんの弟子のオーストラリア人です。そのため主張はニサルガダッタ・マハラジさんと同じなのだと思いますが、西洋人である分理路整然としており、我々にすーっと入ってくる気がします。ガンガジさんなんかもそうですが。 セーラー・ボブ・アダムソンの入門講義 人間が幼児の時代にが徐々に自我を獲得して、不安と脆弱性が生じるかといったことを説明しています。 私も育児をしているのでわかりますが、子供には最初、自分と他人の区別や、時間感覚、などはないですね。徐々に獲得してそれと同時に孤立感を感じていくのだと思います。 我々のような西洋科学主義教育を受けてきたものは、デカルト的にまず第一に三次元空間があって時間の流れがあって、その中で自分が生まれて、といった科学的な思考が染み付いています。だがそれは教育によって育まれたものであり、それが絶対だと考えるところに不幸があるのかと思います。これも一つの物事の捉え方に過ぎない。 元々心理的には時間感覚というのはないのだと思います。私は二歳の息子がいますが、子供がいるとよくわかります。最初は時間感覚がない。当然、将来の不安、などもない。親の教育で徐々に覚えていく。時間感覚のないところでは過去も未来もなく、永遠の現在があるだけなのでしょう。Englightmentを得るというのは、そうした人間の元々の状態に帰ることなのかもしれません。