著者は
博報堂、アンダーセン等で活躍していた
コンサルタント。東大理学部卒業、
公認会計士。現在は教育活動等がメインのようである。
サントリーDAKARAの
マーケティング戦略を立てる、といった事例ベースの課題もあり、
マーケティングの入門書として良書だと思います。他で
マーケティングの本を読んだことのある人なら特に新たな発見はないと思います。
マーケティングは端的にいうと、
マーケティング戦略:
環境分析(3C)→ターゲットの特定(セグメンテーション)→
マーケティングミックスの策定(4P)
マーケティング戦術:アクションプラン作り→実行
とまとめています。
また、引用しているセオドア・レビットの下記有名な言葉、肝に銘じておくべきだと思います。
「人は1/4インチの穴を買うのであって、1/4インチのドリルを買うのではない。」
この
マーケティング戦略は基本で押さえておくべき内容ですが、実際に使おうと思うとなかなか教科書通りうまくいかず苦労することが多いです。特に
環境分析(3C)→ターゲットの特定(セグメンテーション)、のあたり、なかなか情報が集まらずうまく分析ができないとか。こうしたところに一歩踏み込んだ本が出ると良いと思います。