記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

幸せのちから

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(2011/01/12)
ウィル・スミス、タンディ・ニュートン

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ウィル・スミスは大好きな俳優ですが、その中でも特に大好きな映画です。ウィル・スミスの実の息子との共演。 ウィル・スミスが仕事がうまくいかずぎりぎりの生活を小さな息子としますが、ウィル・スミスのそのなんともいえない哀愁のある表情がせつないです。まだ状況がよくわからない息子と生活に追われる父親、息子を見つめるその表情が、何もいわなくとも、”父ちゃんがこんなでごめんな”、といっているようです。仕事で苦労している働く父親なら共感するところでしょうね。泣けます。 そして小さなシーンですが泣けるところ、ウィル・スミスが宿探しかなにかでバスに乗るのを急いでいて子供が大事なおもちゃの人形を落としてしまう。慌ててバスに乗るがその人形を見つめる子供の表情。せつないです。子供にとってはこうしたおもちゃとか、まつぼっくりとかが宝物だったりするんですよね。 そして一番好きなシーン。ウィル・スミスが子供とバスケットボールをしているとき、子供が”プロになりたい”という。ウィル・スミスが”なれるわけないだろ、父ちゃんは運動得意じゃなかった。”すっかりトーンダウンする息子を見て、ウィル・スミスはこう語ります。 Don't ever let somebody tell you you can't do something Not even me. All right? You gotta drem you gotta protect it. People can't do something themselves they wanna tell you you can't do it. If you want something,go get it.Period. 夢があるんだったら人が何と言おうとそれを守り貫き通さなきゃだめだ、たとえ俺に言われたとしても、といったところでしょうか。泣けます。 ウィル・スミスは息子に語ると同時に、成功を目指して必死に努力している今の自分へも語っているのでしょう。 父と息子の男の絆を感じるシーンです。男の人生は社会でもまれることも多く大変なことも多いですが、私も息子が悩むときは励まし人生をフォローしてやりたい、そう思いました。私は自分の人生を振り返ってみると、簡単に夢をあきらめてしまうようなことが多かったですが、もし父がこんなことばをかけてくれたら違う人生になっただろうな。 男同士の親子関係っていいものだな、私は父との関係は希薄だったので昔は全く思いませんでしたが、息子が生まれた最近よくそんなことを思います。