記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

白隠禅師

人間関係で時々腹が立つことがあります。なんであいつはあんなに理不尽なんだ、おかしいんじゃないのか、とか。 そんなとき時々思い出すのが、白隠禅師のこのエピソード。 白隠禅師 「禅師は娘を妊娠させた相手だとの濡れ衣をきせられ、その子供を押し付けられます。禅師は何も文句をいわず、その子を育てます。そのことについて誹謗、中傷をあびますが気にしません。やがて娘は耐え切れず本当の父親の名をあかします。禅師は、おお、そうなのか?、といって子供を本当の父親に返す。」 すごいです。普通の人なら、こんな濡れ衣を着せられたら頭の中が怒りで爆発でしょう。禅師はそんなこと全く気にしない。こんな災難も禅師にはすーっと通り抜けていくのでしょう。これと比べたら、自分はもっと些細なことで日々かっかしていることがあります。かくありたいものです。