白隠禅師
人間関係で時々腹が立つことがあります。なんであいつはあんなに理不尽なんだ、おかしいんじゃないのか、とか。
そんなとき時々思い出すのが、白隠禅師のこのエピソード。
白隠禅師
「禅師は娘を妊娠させた相手だとの濡れ衣をきせられ、その子供を押し付けられます。禅師は何も文句をいわず、その子を育てます。そのことについて誹謗、中傷をあびますが気にしません。やがて娘は耐え切れず本当の父親の名をあかします。禅師は、おお、そうなのか?、といって子供を本当の父親に返す。」
すごいです。普通の人なら、こんな濡れ衣を着せられたら頭の中が怒りで爆発でしょう。禅師はそんなこと全く気にしない。こんな災難も禅師にはすーっと通り抜けていくのでしょう。これと比べたら、自分はもっと些細なことで日々かっかしていることがあります。かくありたいものです。