はじめての課長の教科書 (2008/02/13) 酒井穣 商品詳細を見る |
- 価値観の通訳としての課長 部長と末端の新入社員とは親子ほどの年齢差があるもので、その価値感の違いたるや想像を絶するほどです。 課長は世代間で異なる価値観がぶつかる場所に位置しているポジションであり、そうした異なる価値観をそれぞれに理解するばかりでなく、異なる価値観の通訳であることが期待されています。
- 課長は情報伝達のキーパーソン 末端社員が現場で入手したホカホカの情報は、上司への報告と言う形で経営者まで伝わります。その情報伝達のキーパーソンとなるのが課長です。 現場情報と経営情報はビジネスにおける情報の要です。課長のところで経営情報と現場情報は交錯し、社内の情報は課長に向かって集まり、課長は現場情報と経営情報をバランスよく持っている。
- 中間管理職はナレッジ・エンジニア 中間管理職は、現場から「重要な現場情報」を引き上げ、それを「経営者が描いた大きなビジョン」をつなぐために知恵を絞る「ミドル・アップダウン」な活動をするのです。 中間管理職の重要性にいち早く気付き、それを「ミドル・アップダウン」という革命的なコンセプトにまとめあげたのが、イノベーションの権威、一橋大学の野中郁次郎教授。
- 本の読み方の秘訣 読んでいて、特にこれは大切だと印象に残るような記述に出会ったときは、思い切ってそのページの角を三角に折ってしまうのです。