記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書

マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書
マッキンゼー流 入社1年目問題解決の教科書大嶋 祥誉

ソフトバンククリエイティブ 2013-04-27
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著者は若い頃にマッキンゼーに在職し、現在は独立してエグゼクティブ・コーチ、組織開発・人材育成コンサルタントなどをしている方。エグゼクティブ・コーチっていう言葉をはじめて聴きましたが、経営者向けコーチングのようなものみたいですね。本書は著者が在籍してたマッキンゼーの仕事術を易しく伝える本。 ロジックツリー、イッシューツリー、フレームワーク思考などは有名なので特に目新しい点はなかったですが、本書で印象的だったのは、マッキンゼーは現場重視であること。大前研一さんは、”とくかく現場に行け”といわれていたそうで、現場に入り込んで実際に現場体験をしたり(実際にお店でスタッフと接客したり)するそうです。リサーチは原典にあたれ、と口すっぱく言われるそうです。マッキンゼーにこうした泥臭い一面があるのは意外でしたが、納得です。私も仕事でよく感じますが、ネットで見つかるような誰でもアクセスできる一般的な情報は大して価値がないことが多く、光る情報は実際に人にあったり現場に入り込んだりして見つけた希少性のある情報です。マッキンゼーがこうして現場に入り込んで自らの手足で情報を探ることを重視しているとすればそのコンサルティングは意義深いのだろう、と思います。