熱い本で刺激を受けた。コンサルが説く戦略等も重要だが、現場を動かすのはリーダーの熱い思いだ、というのが伝わってきた。それはよくわかるのだが、次に思うのは、ではリーダーはいかにして強い思いを持てるか、というところだろう。強い思い持っている人がそこそこいる会社では、そういう人材だけをリーダーに引き上げる、というのでもよいかもしれないが、やはり特に大企業だと大企業病、サラリーマン意識が強くなり、強い思いを持ちにくい人が多いのではないだろうか。「100度の熱を出し続けよ」といわれてもなかなかそこが難しいところだと思います。
参考になった点。
・売り上げが下がると本社は管理を強化する。
・結果のクロージングにこだわる。結果のコミュニケーションを粘り強く続けていくと基礎体力がついていく。
・スポーツの練習と同じく、しんどさを超えるとそれが普通だと思える状態になっていくのです。
・どこにでもキリンビールがある、というビジョン。
・一店3分もあればできるコミュニケーションで1か月に400店以上を回る。
・会議を止めて現場へ出よ。
・エネルギーを社内から社外へ。
・現場力こそが最大の競争力の源泉。
・部下が「この人のためならしょうがいない」と思うような100度の熱を出し続けよ。
・リーダーが部下の信頼をかつ取るのは、沸騰するほどの熱を発しているときです。
・成功体験が生まれるとリーダーは信頼を得ることができます。
・会社をさるときに、「仕事がこんなに素晴らしいとは知らなかった」ということばをいただいた。