記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

運命を変えた大数学者のドアノック: プリンストンの奇跡

すごくおもしろい本だった。

著者はカルフォルニア州立工芸大学名誉教授の加藤五郎先生。著者の数学を中心としたアメリカ生活が描かれているが、出てくる数学者がドリーニュ(本ではドゥリングと記載)、ヴェイユなど超一流数学者たちで凄い。アインシュタインも在籍したプリンストン高等研究所の様子などが描かれていて良かった。本書を読んでより代数幾何コホモロジーといった現代数学への興味が強くなった。