記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

都立中学受検考

都立中学受験にあたり、経験がないので情報がなく苦しんだ。ネットの情報を参考にしようといろいろと情報を漁っていたが、その中で思うところのあった情報など。 ・公立中高一貫校に向いている子ども
「入試問題は学校から生徒へのラブレター」で「答案は生徒から学校へのラブレター」であるわけです。適性検査の過去問を研究していると、学校は幹の太い良い素材を探しているという気がします。 一方の私立中学では、学校説明会では幹の太い木を求むと言っていますが、実際は見事な盆栽を選んでいるように思えるのです。 公立中高一貫校では、塾で鍛えられた子どもより、子どもらしさを残した将来伸びしろのある子どもが向いています。あまり早くから適性検査専門塾に通わせるよりも、子どもらしい活発な活動をしながら、直前に適性検査に慣れる練習をすることで、適性検査に臨むのが良いのではないでしょうか。
全く同感である。まさに公立中高一貫校が欲しいのはこのような子であり、専門塾で4-5年生からトレーニングしてきたような子ではないだろう。 ・2018年 都立中高一貫校 受験 結果 6年生からの塾通いで、e〇〇などの大手ではなく、合格した男の子の話。塾通いは遅いが、この子は読書が好きで知的好奇心豊富なタイプ。そしてぎりぎりまで作文など仕上がらなかったが最後に仕上げて合格。うちの子とタイプが非常に似ています。こういう子は5年生まではのびのびと好きなことをして、6年生で試験対策をして急激に伸びるタイプですね。うちの子も作文など弱かったが、直前の1月になってみるみる仕上がってきた。12月までの試験ではA判定など取ったことないが、1月になってから伸びてなんとか合格した。こういう子たちがいるので、勝負は最後までわからないのだと思います。そういえば、これってふと、大学受験の時の現役生と浪人生の関係にも似てると思いました。4月の模試では浪人生が圧倒的有利で上位を占めているが、だんだん現役生が伸びてくる。そして浪人生はもうあまり伸びないが、現役生は1月、2月になってもまだ伸びしろがありぐんぐん伸びていく。これって、6年生から受検勉強を始めたこと、4, 5年生から始めた子の関係に似てます。 ・骨太の受験対策!? 残念ながら長女の受検は失敗だったようですが、この方の言っている”骨太の受検対策”というのはわかる気がします。なんというか、過去問を解けるようにするというだけでは不十分で、それよりも幹となるようなことを鍛える、ということだろうか。それは塾の勉強だけでは不十分で、しっかりと家で親が子供に向き合って議論したりしていくことが必要だと思います。 ・受験不合格のトラウマ この方は娘が都立中学不合格。これは娘にとってトラウマ。 こういうのを読むと、親は軽々しく”都立中学受検させよう”と思うべきではない、と思う。都立中学は学校にもよるが6人いたら5人は落ちる厳しい戦いである。そして不合格は子供の心に大きな傷となる可能性がある。その痛みも本人にとってその後の糧になる可能性もあるが、やはり子供に与える痛みを考えると、受検をさせるときは親も本気で考えるべきだろう。