記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

代数幾何

スキーム論に興味があり読み始めました。

行間も少なく、スキーム論を含んだ代数幾何学の本としては恐らく最も読みやすい方だとは思うが、それにしてもやはり具体的な幾何学に入るまでの準備が長く、代数幾何学はやはり敷居が高いと思いました。

私のような時間のない会社員にはなかなか厳しいですが、時間のある学生がじっくり取り組むにはすごく良い本だと思います。出版は1997年。私の学生時代にはなかった本です。

それにしても私が学生時代だった頃はインターネットなど全く普及していなかった時代ですが、そのころに比べると本当に数学は勉強しやすくなっていると思います。インターネットとAmazonのおかげで良書が手に入りやすいので。私が学生の頃は、そもそも本も手に入れにくく、手に入れたとしても行間の多い本にはまって全く勉強が進まない、等々、非常に苦労しました。数学は自分のレベルにあった本を読んでステップアップしていくのが一番効率的だと思います。