記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

世にも美しき数学者たちの日常

リーマン予想で有名な黒川先生や加藤文元先生へのインタビューによる数学者の日常。おもしろかったです。

数学の勉強法としても参考になりそうな箇所が多々ありました。

黒川信重先生

・電車の中で研究する。実家から東工大までの2時間半で研究をしていた。

オイラーの論文を書きうつしている。書き写すことで理解が深まる。

加藤文元先生

・数学で一番重要なのは、問題と一緒に生活すること。とにかくそばにおいて一緒に生活すること。

千葉逸人先生

微積分でもいいから、自分で再構築してみること。1年で終わる内容を4年かかってもよいから。何も見ないで自分でノートに再構築する。人に教えられるようになって初めて自分の血肉になる。...僕の頭の中には、いつでも、何も見なくても全部再構築できます。

堀口智之先生

・複雑な数式がでてきたとき、得意な人は単純な方向に考えていく。試しに数字を数式に放り込んでみる、分けて考えてみる、とか。いじってみて観察する。

割と共通して言えるのは、こういう方たちは数学が頭の中に入っていることかと思います。学生だと本や論文を読みながら数学を勉強するかたちが多いかと思いますが、こういう方たちは数学が頭に入っていて、本や論文を見なくても研究ができるのではないでしょうか。千葉先生のところにもありますが、数学を自分で全部再構築できるように頭に入れること、これが数学ができるようになるこつかと最近思います。

私も試してみようと思います。