記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
(2009/12/04)
岩崎 夏海

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ベストセラー、もしドラは気になっていましたが、中古本が安くなるまで待っていました。読んでみましたがなかなかおもしろかったです。ドラッカーとかお堅い本をこうして柔らかく噛み砕いた本は入門書としていいですね。最近、ニーチェとかこうした本が増えてますが、良いことだと思います。余談ですが、私は数学の本なども良く読みますが、最近は一流の数学者が易しく噛み砕いた入門書などが増えていて嬉しいです。 本書で印象に残っているのは、”野球部の顧客は誰か””野球部の定義は何か”のところ。ドラッカーといったらやはりこの”顧客は誰か?”が有名なのでしょうか。私も昇進試験のときに”あなたの顧客は誰か”などと聞かれたことがありますが、そのときは恥ずかしながらこれがドラッカーから来ているとは知りませんでした。最近の人ではもしドラのヒットもありよく知られているんでしょうね。”顧客は誰か””自分は何のために、誰のために働いているのか”、と常に意識し仕事の基本的な方向性を意識することは、仕事での判断基準を明確にする意味でも非常に重要だと思います。