ＮＨＫ １００分 ｄｅ 名著 ニーチェ『ツァラトゥストラ』

こんな番組をやっているんですね。おもしろい企画ですね。 １，２回を見逃してしまいましたが、３回目から見ました。哲学者の西研さんが出ています。 ツァラトゥストラは何故か中学生くらいの頃古本屋で見つけ読みました。今はもうありませんが。なんだかよくわかりませんでしたが、不思議な魅力のある本だと感じていました。また時間があれば呼んでみたいものです。当時こんな入門番組があればどんなに良かったでしょうか。最近NHK、良い番組が多いなとつくづく思います。 第３回は永遠回帰。エネルギー保存の法則からすると全ては永遠に回帰する、という思想はよくわかりませんが、人生においてこの一瞬があればその人生は価値があり何度回帰しても肯定できるものである、というように人生を肯定しようといったことでしょう。そして病苦に満ちた人生を送ったニーチェにとっての一番の幸福は、ルーとのイタリア旅行で2人だけで長い散歩をしたこと、だったそうです。これは分かりますね。結局結ばれなかった愛する人との思い出というのは消化しきれず強く心に残るものです。このときにニーチェは人生最大の幸福感を感じていたんでしょね。