記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

人をめぐる冒険

人をめぐる冒険人をめぐる冒険
(1998/05)
高木 悠鼓

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”ただそれだけ―セイラー・ボブ・アダムソンの生涯と教え”、”今ここに、死と不死を見る―自分の不死の中心を発見する”など、私がよく読んでいる本の翻訳者である高木悠鼓の本があるようでしたので、読んでみました。 独自の人間論など述べていますが、ぴんときませんでした。 本書で良かったのは、第3章の参考図書。クリシュナムルティの本を最初に読んだとき、”自分がそれまで学校や社会や親やその他の本から学んだのとは、まったく異質な事を言っている人がいる”と思い驚いたそうです。確かに私も大学時代に最初にクリシュナムルティを読んだときはかなり衝撃的だったことを思い出しました。”努力”しては駄目だ、とか、”苦悩”や”悲しみ”に対しては何もしないでそのままで留まれ、とか、これまでの価値観を覆すようなことばに溢れていました。