他人の評価も、遺した作品も、何ほどのことはない。地球でも消滅してしまえば、何も残るものなどない。そもそも自分が人間として生まれてきたことそのものさえ、大した意味のないことなのだと諦められるようになった。そうだとしたら、つまらないことを思いつめるのなどやめて、失敗も恐れず、自分のやりたいことをやって残された時間を生きようと腹をくくることができた。
ベルサイユのばらで一世を風靡した漫画家、池田 理代子さんが47歳で
音楽大学に入学して
声楽家となった体験をもとに書いたあきらめない人生。素晴らしいですね。私も年齢を言い訳にしないで、夢を追っていきたいです。
十代のうちは、人間として生まれてきたからにはできるだけ素晴らしい仕事を成し遂げたいとがむしゃらに生きてきた。40代を過ぎて、悠遠な
宇宙の摂理の前に、自分なんかは
路傍の石に過ぎないという諦念のもと、失敗を恐れず残された時間を生きようと腹をくくることができたそうです。
確かにそうですね。私も日々様々な決断や苦悩を抱えていますが、悠久の宇宙の前ではささいな、どうでもいいようなことでしょうね。自分を中心に考えると何事も深刻になってしまいがちですが、私が仕事に失敗してのたれ死んでも、悠久の宇宙の中では些細なできごとだとでしょう。私もそう考えて、肩肘張らず生きていきたいものです。