記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

〈子ども〉のための哲学

ぼくと他人のちがいはどこにあるのか。...ぼくと他人たちとの違い方とは、現に全然ちがうちがいかたをしている。この特別なちがいかたはいったい何なのか。ぼくであるというこの特別さは、いったいどこから来るのか。ぼくというものは、いったい何なのか?(p.34)
著者は千葉大学教授の哲学者。時々思う、自分って何、という疑問に正面から取り組んでいる本。私も昔から時々思う。この手の問題は考えれば考えるほどわからなくなるが、平易なことばで考察を繰り広げている。恐らく答えは哲学の中では見いだせないのではないかと思う。