記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

羊たちの沈黙

羊たちの沈黙 (アルティメット・エディション) [DVD]羊たちの沈黙 (アルティメット・エディション) [DVD]
(2008/09/26)
ジョディ・フォスターアンソニー・ホプキンス

商品詳細を見る
いわずとしれた傑作ですが、大好きです。この作品を流れる独特の空気がなんともいえません。犯罪ものでありながら何処となく格調高く感じるのは、レクター博士のキャラクターでしょう。この作品をきっかけに、ジョディ・フォスターアンソニー・ホプキンスのファンになりました。やはりこの映画が素晴らしいのは、この巨匠が共演しているからでしょう。この作品でジョディ・フォスターがアカデミー主演女優賞、アンソニー・ホプキンスも主演男優賞を獲得しています。納得。引き込まれていく、素晴らしい演技でした。この後レクターシリーズは続いていますが、残念ながらジョディ・フォスターは出演を拒否。代わりの女優さんが出ていましたが、やはりジョディ・フォスターじゃないとパワー不足ですね。 バッファロービルという連続殺人鬼を追う話でありながら、レクター博士の存在感がそれを圧倒します。レクター博士が格調高く見えるのはバッハが好きなのもあるでしょうね。劇中のゴルトベルク変奏曲、これを聞くとレクター博士を思い出します。最近知りましたが、これ、グレングルード演奏なんですね。 好きなシーンはたくさんありますが、最後にレクター博士クラリスに電話をかけるシーンは好きです。レクター博士は言います. Have the lambs stopped screaming? この作品では、羊、がひとつのキーワードですね。