記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

百年の恋

百年の恋 (朝日文庫)百年の恋 (朝日文庫)
(2003/10)
篠田 節子

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「女たちのジハード」がおもしろかったので続けて読んだ篠田さんの本。リアリティがなさすぎて全然おもしろくありません。信託銀行に勤める東大卒のエリート美女と年収二百万の翻訳家が出会ってすぐに結婚。33歳で年10回以上海外出張するエリート美女の年収は800万(33で800万って、エリートなのに少ないんじゃないの?)。翻訳家はグァムでセスナの免許を取得。知り合いの社長にセスナを借りてデートに誘う。全くリアリティがありません...序盤で嫌になってしまいました。 「女たちのジハード」も後半からリアリテイがなくなってはいきますが、でもそれなりに現実感はありおもしろかったです。これは何か薄っぺら過ぎる。「女たちのジハード」は1997年の作品。これは2000年の作品。退化しているのでしょうか?