記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

女たちのジハード

女たちのジハード女たちのジハード
(1997/01)
篠田 節子

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これはむちゃくちゃおもしろい。500ページ近くあるのにあっという間に読んでしまった。 直木賞受賞作だそうです。納得。リアリティのある描写で、さすがです。 特に好きなのは、康子さんというOLがマンションを購入する”シャトレーヌ”という章。 マンション購入という非常に現実的なテーマでありながら、非日常的な内容。 翻訳を仕事にしようとしている沙織が先生にぼろぼろにされるシーンもリアリティがあって面白い。LIABILITY(債務)の意味も知らないようではビジネス文書の翻訳は無理でしょう。