2010-05-05 女たちのジハード 本-小説 女たちのジハード(1997/01)篠田 節子商品詳細を見る これはむちゃくちゃおもしろい。500ページ近くあるのにあっという間に読んでしまった。 直木賞受賞作だそうです。納得。リアリティのある描写で、さすがです。 特に好きなのは、康子さんというOLがマンションを購入する”シャトレーヌ”という章。 マンション購入という非常に現実的なテーマでありながら、非日常的な内容。 翻訳を仕事にしようとしている沙織が先生にぼろぼろにされるシーンもリアリティがあって面白い。LIABILITY(債務)の意味も知らないようではビジネス文書の翻訳は無理でしょう。