角田さんらしく、なんともいえずリアリティのある本。テーマは育児と夫婦関係といったところか。結婚して子供を育てたことのあるる人なら共感するところが多いだろう。夫婦関係って、本当に対等であればよいですが、実際は力関係があって一方が相当我慢している、といったことがあり、それが歪を産んで取り返しのつかないことになる、というのはあると思います。難しいですね。
あと、主人公の子供の女の子はかなり手が焼ける子で、これを読んでいると子供やいやになりそうですね。いくらイヤイヤ期だからといって、これはひどすぎだと思います。子育てがいやになりそうですね。