”声に出して読みたい日本語”で有名な
明治大学教授、齋藤先生の本。速読のテクニックというよりは読書術に近い内容。
本を読んだときの理解力は3段階に分かれるとのこと。Cは読んでもすぐ忘れてしまう。Bは一応内容の理解ができる、要約力のあるレベル。Aは新たな価値を付与してオリジナルのア
イデアや提案、見方が出せる力。なるほど、本を読んだらここまで目指したいものですね。
私はここ数年ブログで書評などを書いてます。元々は読んだ本を整理しておきたい、といった動機だったのですが、書き始めてみるとこれがおもしろい。よく理解した本はあれこれ書きたいのですが、理解度が足りない本はなかなか書けない。そしてあれこれ書いた本の内容は非常によく覚えている。本を読むというプロセスは読んだ後感想を書くなりしゃべるなりしてアウトプットを出して完結すると捉えると良いと思っています。
ちょっと使えそうだなと思ったテクニックは”速音読”。自分の限界まで早いスピードで音読してみること。本の内容がなかなか頭に入らないときに有効とのこと。確かにそんなときはあるので、試してみたいところです。なかなか理解が進まないときは五感をフル活用することが重要かと思います。
読書術というのはあまり学校などでは教えないものかと思いますが、知っていると知らないとでは本の活用において大きな差が出てくるものと思います。私も子供にあれこれ教えていきたいと思っています。