記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

アイ・アム・ザット 私は在る―ニサルガダッタ・マハラジとの対話

アイ・アム・ザット 私は在る―ニサルガダッタ・マハラジとの対話アイ・アム・ザット 私は在る―ニサルガダッタ・マハラジとの対話
(2005/06)
ダカール・S. ディクシット、

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500ページ超の本なのでちょろちょろと読んでますが、深遠な言葉で溢れている本です。 23.識別は無執着をもたらす、より、P.101

あなたが生まれたことを信じていることに、あなたの過ちがある。あなたはけっして生まれたなかったし、けっして死ぬことはない。だが、あなたが特定の日と場所で生まれ、この特定の身体をあなた自身のものと信じているところに過ちがあるのだ。

なるほど。確かに、自分が過去に生まれて、将来死ぬであろうということは概念ですね。自分が決してそういう体験をしたわけではありません。子供はもともと自分が過去に生まれたという知識を持っているわけでなく、親が一生懸命教えるものです。私は丁度育児まっさいちゅうなのでよくわかりますが。そして他人の死を見て、いつか自分も死ぬだろうと考える。しかしそれは概念であって、それに囚われる必要はないわけです。こうした概念から一歩身を引くことで、生と死を超越できるのでしょう。