記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

大東京ビンボー生活マニュアル 下

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(2005/11/22)
前川 つかさ

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結局全巻読んでしまいました。このスローライフに惹かれながらもいろいろと考えさせられます。 楽しそうだなー、でもこんな生活若いからできるんだよな、この人は年取ったらどんな生活をするのだろう、彼女とは結婚して子育てするのかな、普通は貧乏だと金持ちがうらやましくなるのだがこの人は何故ないのだろうか、病気になったらどうするの、などなど。 いずれにせよ、これを読んでいると、金は無いが時間はたっぷりあった貧乏学生の頃を思い出し懐かしくなります。つくづく、金はあっても時間に追われる生活は心の貧乏生活だと思います。 私が好きなエピソードは、第51話、ビデオ三昧(上に収録されてるのかな?)。 隣の学生が合宿に行っている間に、ビデオを借りて、一週間映画を見まくる。楽しそうだなー。 映画三昧したいなー。休日は子守りに追われて、なかなか2時間のまとまった時間すら取れないのです。 この人は映画とか文学が好きなんですよね。花見の場所取りに行ったときは梶井基次郎全集を持っていって。文学ってなかなか時間がないと楽しめない趣味ですよね。私も時間がたっぷりあった貧乏学生の頃はドストエフスキーなぞも読んでいましたが、今ではとても読めません。