記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

直観でわかる数学

ピンとこない本だった。はまる人にははまる良い本なのでしょう。

余談だが、微分方程式のところで、英語の仮定法過去の例をあげ、”私は外国の研究者と一緒によく仕事をしたが、一度として仮定法など使ったことがないし、彼らが使っているのを聞いたことがない"というのに違和感を感じた。逆に私は、学生時代に仮定法を習ったときは、こんなややこしいもの本当に使うのか?と疑問を持っていましたが、実際に欧米人と会話していると普通に出てくるんだな、と常々思っていました。聞きなれると自然な感じがします。自分は使いませんが。映画やドラマの会話にもよく出てきますし。著者が聞き取れていないか、外国人が著者に対して遠慮して使っていないだけでは、と思ってしまいました。

大学教授だから英語が堪能とは限らないようです。私は時々Youtubeなどで日本人の一流研究者が英語で講演しているのを聞くことがありますが、その拙さに驚くことがあります。もちろんその逆に、流暢さに驚く方も多々います。研究者、特に理系の場合、何よりも評価されるのはその成果であり、英語の流暢さというのは二の次ですので、一流研究者→英語がペラペラ、とは限らないというのは常々思います。これが研究者ではなくビジネスプレゼンだったりすると英語が拙いと恥ずかしいのであまり拙い英語プレゼンは見ないですね。