だいぶ前の話だが、
NHKでルーウィン教授のMIT白熱教室をやっていたので休日に子守をしつつであるが見ていた。非常におもしろかった。
特に面白かったのが
量子力学と
不確定性原理の話。ルーウィン教授が
不確定性原理について熱く語っていたのが非常に印象的だった。
不確定性原理は日常レベルの大きさではほとんど影響がない。一方原子レベルの大きさになると、非常に小さいためここから
不確定性原理より電子は運動量が大きくなり必然的にすごいスピードを持つことになる。つまり
電子は不確定性原理により突き動かされているだ!、といったようなことを熱く語っていたような気がします。この解釈は
目から鱗でした。MIT白熱教室は全部おもしろかったが、この一言が一番印象に残った。
そしてその後実証として、光を通すスリットの間隔を狭めていくと
不確定性原理により必然的に運動量が横に分散し光の幅が広がっていく、という実験を行う。
物理学、
量子力学、
不確定性原理ってすげー、と思いました。物理をもっとちゃんと勉強してみたくなりました。
ルーウィン教授の授業を見ていると、正に教師の鑑だと思います。教師の役割は生徒に知識を伝えるだけでなく、感動を与えて、その分野をもっと知りたい!、という強いモチベーションを喚起することだと思います。生徒を押して動かすのではなく、生徒が自分で動くように火をつけることでしょう。そのためにはその学問分野に対する強い情熱が必須でしょう。私は中高時代勉強にあまり勉強に興味が持てずあまり熱心に勉強してませんでしたが、こんな先生に出会いたかった。私の中高の学校は東大にもぼんぼん入るような割と
進学校だったのですが、今考えると教師はほとんど腐っていたとしか思えない(唯一良かった先生は、非常に熱く歴史を語っていた高校時代の歴史の先生だな。一番腐っていたのが物理の先生だった(笑))。自分の経験からあまり学校には期待してないので、息子たちには私がいろいろ教えてやりたいと思っています。ルーウィン教授の授業を見ていると、いろいろ考えさせられます。