記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

人を引きよせる天才田中角栄

最近の田中角栄ブームの影響で読んでみた。私の年代だと田中角栄というとロッキード事件のイメージが強くあまり良い印象がないのだが、読んでみてやはり凄い人だなと思った。日中国交正常化でも周恩来と真正面からぶつかった直接交渉、自分の言葉で語れる人だったんだろうなと思います。企業にいても自分の言葉で語っている人とそうでない人は明確に分かれますね。 そして、「お前めしを喰ったか」、「葬式には真っ先にかけつけろ」という言葉、人間味を感じますね。 他にも、連日目白御殿に訪れる大量の陳情客の案件を高速にさばいて即実行。こういうのなかなかできないですね。自分が管理職の仕事をしているとよくわかりますが、上がってくる課題の解決に向けた即時行動、なかなか難しい事案も多く、うやむやにしてしまいがちです。 全体としてなんというか、様々な言動、行動がリーダーとしてあるべき姿ですね。自分の言葉で語る、問題をうやむやにしない、配下の人間のことを真剣に考える、等々。