記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

こんな街に家を買ってはいけない

著者は三井不動産等で不動産関係の仕事をしていた方のようである。

最近よくある、不動産の価値は今後暴落していく、といった本。特に郊外の住宅は暴落するだろう、タワマンもスラム化するのでは、といった最近よく聞く主張。そして、麻布や広尾といったブランドタウンを選べば間違いないとのこと。まあ普通はなかなかブランドタウンで住宅は購入できないですけどね。買えないならむしろ賃貸のがいいんじゃないか、という主張でしょうね。

ところで、「親が思うほどに子供は家に愛着はない」というのはちょっと違うのでは、と思いました。自分を考えてみても、実家というのはものすごい思い出の残る、かけがえのない存在です。この著者は、最近の子供はゲームばっかりやってて、思い出といったらゲームのキャラクターで、家ではないのでは、という主張。うーん、なんだか、よく言われていることをそのまま信じている、ステレオタイプな主張ですね。そんな子ばかりじゃないんですけどね。