記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

ワーキング・ホリデー

ワーキング・ホリデー
ワーキング・ホリデー坂木 司

文藝春秋 2007-06
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元ヤンキーでホストの大和がホストを辞め宅配ドライバーとして奮闘。そして突然現れた息子との交流を描くハートフルな物語。著者の坂本さんは”ひきこもり探偵シリーズ”が有名な、プロフィールを公開していない方のようです。 軽い文体で最初はなんだかなあと思いましたが、テンポがよく最後まであっという間でした。この本の一番のテーマは父と息子だと思いますが、大和が息子をおんぶして歩くシーン、そして、”間に合わなくても、せめて一回くらいおんぶさせろよ”、と思うところ、電車の中で読んでましたが目頭が熱くなってしまい困りました。特に息子のいるお父さんがぐっとくる本だと思います。私も息子がいるので、こうした”父と息子”ものに弱いです。 反町君あたりが大和役でドラマ化でもしそうな映像っぽい作品だな、と思いましたが、EXILEAKIRAが大和役で既に映画化しているようですね。