IPMU機構長、村山 斉さんの本。話がわかりやすく、非常におもしろかったです。
特に
インパクトが大きかったのは、
ダークマター、
ダークエネルギーの話。
”私たちの目に見える星は、全て足し合わせても宇宙の全エネルギーの0.5%にしからない。
ニュートリノを足しても1%にしかならない。... 星やガスなど宇宙にある全ての原子をかきあつめても全エネルギーの4.4%程度にしかならない。...実は原子以外のものが96%を占めている。これがわかったのが2003年。..20世紀の常識が21世紀に入ってまもなく、思い切り覆されてしまった。"
ダークマターの話はTVなどでよく耳にするものの、なんとなくそんなものがあるんだな、くらいで聞き流していたのですが、凄い話ですね。つまり人類がこれまで見たり考えたりしてきたものというのは、世界の4%程度のことだったということですね。地動説に匹敵するような
インパクトのある話だと思います。
正直、物理は相対論、
量子力学などで大発見があったのち、あまり大きな動きはないのかと思っていたのですが21世紀に入ってからも大変動が起きているのですね。凄い話だと思います。