記憶の索引2

東京の普通の会社員の日記。本や映画の感想、自然観察、日々の思い、など。 興味は科学、数学、脳と心、精神世界、植物、育児、教育、ビジネス、小説、などなど。

脳番地を鍛える

脳番地を鍛える―潜在能力を引き出すトレーニング (角川SSC新書)脳番地を鍛える―潜在能力を引き出すトレーニング (角川SSC新書)
(2008/11)
加藤 俊徳

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著者は医学博士、「脳の学校」代表、、MRI画像診断の第一人者、とのこと。どこかの研究機関や医療機関に属しているのではなく、自分で会社をやっている方、のようです。 脳を120の番地に分け、それぞれの特性に応じた脳の鍛え方を述べます。ただ、そのトレーニング方法が右手左手を使い分ける、とか、割とありがちであまりインパクトはありませんでした。 印象に残った点は、英語学習に関する点。

「英語力は母国語能力に比例するので、英語も日本語も中途半端ではよくない」といわれますが、まさしくその通りで、あたらしい英単語や英文を習う際には、それに対応する母国語の豊富な理解力が必要です。言語を理解するための脳番地は、英語も日本語も共通の場所にあります。裏を返せば、英語を勉強しなくても、十分に英語力の素地を養うことができるのです。P.134

よく言われることですが、脳科学者がいうと説得力ありますね。確かに、最近の若者に多いように日本語がいまいちな人は、いまいちな英語しか話せないでしょうね。日本語でいいたいことがわからない人は(仕事の現場などでよくいますね)、英語になればますますわからないでしょう。